糖尿病患者は体調が変化しやすいので、医療機関側からの正しい生活指導が必須となります。基本は食事と運動療法であり、それに加えてインシュリン注射などで血糖値を安定させます。糖尿病が重症化すると血行が悪化し、最悪のケースでは壊疽を招くことがあるので要注意です。足は心臓から遠いので血行が特に悪くなりやすいので、必要に応じてフットケアをします。足を温めるという対策は血行促進や冷え対策に役立ちますが、糖尿病患者の人は温度を感じにくくなっている場合があるので、足浴をするときは看護師がしっかりと湯温調整してあげる必要があるでしょう。足を清潔にしておくことは、皮膚を感染症から守るためにも大切なことです。患者の食生活をチェックするときは、過度の間食に注意してください。3食の食事を適正カロリー内に抑えていても、間食をするとカロリー過多になってしまう可能性があります。特にスナック菓子は炭水化物と油分が多いので、血糖値を上昇させやすいです。糖尿病対策では食後の血糖値をいかに緩やかに抑えるかがポイントです。そのためには血糖値が上昇しにくい食材を取り入れる、食べる順番を配慮するなどの工夫が役立ちます。あまり食べていないのに糖尿病になったという患者の食生活をチェックすると、実際は明らかにカロリーを過剰摂取しているケースが多いです。暴飲暴食をしているのに、本人は食生活の乱れを認識していないケースもあるのです。だからこそ医療従事者が客観的に食事量、カロリー摂取量を見極めてあげる必要があります。(参考サイト_http://diabetes-nurses.net)